まず、全体の構成を考えてみましょう。内容をポイントごとに大きく分類して書き出してみます。それに順番をつければ仮の目次ができます。あとは目次の順に進行するか、書きやすいところから始めてみるのも良い方法です。またいろいろな類似本をみて参考にするのも良いでしょう。

 パソコン等で文章を作成する場合
 パソコンやワープロで文章を作る場合、そのデータを印刷用版下に出力するには、次の2種類の方法があります。
(A) パソコン等で文章を作り、自分でプリンター出力をして、そのままを版下として利用する場合。
(この場合、そのプリンターの文字品質そのままが印刷されます。)
(B) 上記の方法でなく、パソコン等で文字だけを入力し、そのデータを印刷所の組版システムに入れて高品質な文字にして印刷する場合。
 AとBの方法によってそれぞれ文章の入力方法が少し異なりますので、入力前に印刷所と相談のうえ作業を進める方がより能率的です。


それでは具体的に文章作成の仕方を説明します。

(A)の自分でプリンター出力し版下を作る場合
 作ろうとする本の大きさにキチンと組み、写真やイラスト、図などを入れる場合、それらのスペースも出来あがり寸法の大きさに設定してスペースを設けて下さい。又ページの位置も全ページ同じ位置になるようにしておきましょう。
 小見出し等でゴシック体を使う場合、小さい文字はプリンター出力した時に潰れている場合が多いので、なるべく大き目のポイントを選んで下さい。
 又プリンター出力したものの濃度が一定になるようにして下さい。ページごとに濃度のバラツキがあると印刷所で均一な印刷物ができません。

(B)の文章データとして印刷所に持ち込む場合

 出来上がり体裁に入力するのが一番分かり易く、1行の字数の設定と1ページの行数を設定し文章を入れていきます。その場合、改行の箇所のみに改行命令を入れて下さい(改行でない箇所は入れないで下さい)。
■入力する際の注意事項
・音引きは正確に(長音とハイフンの違い)
・記号、組数字等は変換されない場合があるので出来るだけ使わない。kg→k+g、cm→c+mのように半角文字を入力。
・作字、記号、網かけ、アンダーライン等は、変換されませんのでプリントアウトされた原稿に印をつける。
・罫線、グラフは変換されませんので、文字データのみ利用して当社にて作成。
・数字入力
 1文字…1文字分(全角)
 2文字以上…1/2文字分(半角)
・欧文入力
 すべて1/2文字分(半角)
 行末のハイフン(−)は入力しない。
 ワードスペースは1/2(半角)スペース入れる。
・仕上がりが2段組みの場合でもワープロ上では2段組みにしない。
 全て1段組みで入力(2段組み以上共通)

 完成後最終データをプリント出力し、全部入っているか確認して下さい。使用機の機種名、使用ソフト、記録メディア(FD、CD-R、USBメモリなど)に入力されている文章一覧表を添付し、最終のプリント出力されたものと記録メディアとを印刷所に持ち込んで下さい。但し、破損や紛失予防にデータは必ず複写しておいて下さい。
 又ケースの表に本のタイトルを表示しておいて下さい。

 手書きで原稿を作成する場合
 原稿用紙は特に決まったものはありませんが、市販の400字づめ原稿用紙のように、一目で字数が計算できるフォームのものを使うと、何ページの本になるかがすぐに計算できます。
 書き方については、主として次のことがらに注意してください。
・読みやすい文字で書く。
・一字一字マス目の中におさめる。
・横書きの場合、アラビア数字は2文字で1マス、3文字で2マス、4文字で2マスに入れる。
・縦書きの場合、漢数字は1文字を1マスに書く。
・書き出しは、最初の1マスをあける。
・「 」( )、,。等は一文字分として1マスに入れる。
・ソク音、ヨウ音も一字分として1マスに入れる。
・欧文では、大文字は一字分、小文字は二字分を1マス見当で書く。
 また、単語と単語の間は1マスあけて書く。

 速く、美しく、しかも安価に作るために一番大切なことは、良い原稿を作ることです。
 良い原稿とは、その記述内容が良いということではなく、きれいに書かれた原稿のことであり、入力する作業者が、その原稿を見て、文字がひと目で判読でき、考えたり迷うことなく常にストレートに入力作業ができる原稿のことなのです。
 印刷物の価格は、いろいろな要素によって計算されますが、大半が人件費によって占められています。従って原稿の良し悪しが価格と納期に大きく影響することになる訳です。

 その他
文章を書くのが苦手
 自費出版は売り本を目的としない場合が多く、特に名文にする必要もないと思います。しかし、せっかく作るのだから、出来るだけ良い文章にしたいと考えるのが一般的です。そのような場合著者の思いつくままに自由に書いて下さい。それをもとにして当社のスタッフが改めて著者の意を充分くみあげ、文章を作り、そして印刷原稿を作成します。
文章を書くことができない
 文章を書くことが出来ない場合は、口述によって録音していただくか、または、インタビュー形式でお話を聞かせていただき、その内容をもとに、著者の思っておられることを文章化することも可能です。




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